淡水魚図鑑(在来種)
サ行
ズナガニゴイ

本種はコイ科カマツカ亜科に属する。国内では近畿以西の本州、国外は朝鮮半島、アジア大陸に分布する。 府内では猪名川水系、淀川水系、大和川水系に生息するが、府内ではもともと少なかった種と思われる。大阪府レッドリスト 2014では「絶滅危惧Ⅰ類」。外観はニゴイに似るが、体はずっと小さく、体長16cm程度にしかならない。 体側に7~9条の小黒点の列、背鰭と尾鰭には褐色の小斑点が散在する。
河川の中・下流域の流れがおだやかな砂底域に生息し、主にカゲロウ類などの水生昆虫類や流下昆虫を食べる。 驚くと砂の中に潜るが、普段は数尾の群れをつくり水底近くに定位する。産卵期には、雄がなわばりを持ち、 雌に対するデイスプレイを行い産卵する。産卵は砂中に卵を産み込むように行われ、卵は粘着性があり砂団子状となる。
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