大阪府立環境農林水産総合研究所

図鑑

淡水魚図鑑(外来種)

魚類

タウナギ

タウナギ

本種はタウナギ科に属する。名前に“ウナギ”が入るが、 ウナギとは全くの別種。 ヒレは退化しており、胸ビレ、腹ビレはない。原産地は中国、東南アジア。府内に生息する個体は朝鮮半島から持ち込まれたものが増えたものと 考えられる。
 全長80 cmになり、水田や浅い水たまりのような止水域に穴を掘って生活する。 口の中の粘膜で空気呼吸をして、かなりの断水に耐える。しかし、エラが退化しているため、 空気呼吸を行わないと窒息する。餌は小魚,昆虫,ミミズなど。小さいうちはメスで大きくなるとオス に性転換する。産卵期は6~7月。オスが口の中で子どもを育てる。