淡水魚図鑑(外来種)
国内外来種
ワカサギ
本種はキュウリウオ科に属し、国内の自然分布域は北海道および島根県と千葉県以北の 沿岸域やこれに繋がる河川・湖沼であった。現在は全国各地へ移植され、鹿児島県まで広く分布している。 府内でも放流していたが、現在は行っておらず淀川でまれに採集(※1)される。これは琵琶湖に移殖され繁殖した 個体群に由来すると推定される。淀川での繁殖については不明。
産卵期は1~5月で,海域や湖沼に流入する河川に遡上し、水草や枯れ木、砂礫に産卵する。孵化した仔魚 は主にプランクトンを食べて成長し、1年で全長6~15㎝になる。多くは満1年で成熟し、産卵した後に死ぬ。
(※1)淀川でまれに採集