淡水魚図鑑(外来種)
府内には生息しない種
チョウセンブナ

本種はゴクラクギョ科に属し、天然分布は洛東江以西の朝鮮半島から長江にいたる中国大陸。体は側扁し、背ビレ・臀ビレの基底は長い。尾ビレの後縁はまるみを帯びる。エラぶたの後縁に青色斑がある。本邦へは1910年代に朝鮮半島から移入され、現在は新潟県、長野県、岡山県のそれぞれ一部に定着している。 平野部の池や用水路・水田に生息し、雑食性で動物性プランクトンや小型の底生動物などを食べる。本種の属するキノボリウオ亜目の魚種は上鰓器官と呼ばれる空気呼吸のための器官をもつため、溶存酸素の少ないところでも生息できる。
産卵期は6-7月で、オスが口から出した泡で水面に浮き巣をつくり、メスに求愛する。産卵期のオスは、背ビレ、尻ビレ、尾ビレが伸びて、ヒレの色は青みが強くなる。オスは巣の卵とふ化した仔魚を保護する習性があり、保護期間中は他の魚が近づくと激しく攻撃する。本種が別名”闘魚(トウギョ)”と呼ばれるのはこの攻撃性に由来する。
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