公開日 2013年07月12日
水生生物センターでは6月22日に敷地内にある水田型試験池を活用した体験学習プログラムとして「田んぼの生きもの教室~お米と魚を育てて、田んぼの生きものをさがそう~」を開催しました。
田んぼはお米を作る場所であるとともに、様々な生きものが暮らす場所でもあります。
この教室では親子でお米や魚を育て、虫やカエルなどの生きものにふれることで生物多様性や食について学ぶことを目的としています。
公募で集まった小学生親子を対象とした田植え(6月)から収穫(10月)までの4回連続教室の第1回目です。
今回の第1回目は9家族26名(子ども14名、保護者12名)が参加し「田植え」と「タモロコの放流」、「ホウネンエビなど田んぼの生きもの観察」を行いました。
初めて田んぼに入るときはおっかなびっくりだった子どもたちも、ほんの少しの時間で田んぼの“ぬかるみ”にも慣れ、上手に田植えをしていました。
また田植えをした後の田んぼにタモロコの稚魚を放流し、ホウネンエビやオタマジャクシを観察しました。
田植えに用いた稲は当研究所「食の安全研究部作物グループ」が育成したヒノヒカリ、放流したタモロコは「水産研究部内水面グループ」が採卵・養成した稚魚です。
ヒノヒカリは大阪府の奨励品種として広く栽培されています。
またタモロコは大阪では古くから、じゃこ豆や佃煮として食べられている魚で、現在もため池養殖の対象種となっています。
第1回目の教室は8名の「水生生物センターサポートスタッフ」の方々にご協力いただきました。
※田植えを行った稲の生育状況や、見られた生きものについては別ページで収穫まで10日に一度程度ご紹介していきます(リンク)。
※第2回(8月4日)も追加募集を行います(リンク)。
左:田植え前の田んぼ、右:田植えについて解説(食の安全研究部作物グループ)
左:田んぼに入ったばかりの様子、右:田植え完了間際 きれいにできました。
左:田植えをした田んぼへタモロコ放流、右:放流したタモロコ(1.4mm)
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水生生物センター(水産研究部 内水面グループ)
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