公開日 2014年10月29日
水生生物センターでは、平成26年10月11日(土)に第3回「田んぼの生きもの教室」を開催しました。
「田んぼの生きもの教室」は、水生生物センターの敷地内にある水田型試験池を活用した体験学習プログラムです。
田植え(6月)から収穫(10月)までの3回連続教室の最終回です。
晴天の下、小学生とその保護者13組39名が参加し、稲が実った田んぼで生きもの採集と稲刈りを行いました。
生きもの採集では、オンブバッタやイナゴの仲間、クモなど様々な昆虫がみられました。
稲を食べる虫がいて、またそれを食べる虫がいる、生きものの繋がりを感じていただけたかと思います。
オンブバッタ(奥)とイナゴ(手前)
生きもの探しの後は、稲刈りを行いました。
初めはぎこちなかったものの、時間が経つにつれ上手にできるようになっていました。
刈り取ったお米を記念に持ち帰る参加者の方もいらっしゃいました。
稲刈り
稲をまとめて・・・
干します。
イベント終了後に実施したアンケートには、
「田んぼはただ稲が育つ土と思っていたが、生態系があることを知った」
「稲を収穫するだけの場ではなく、生物の生息する大事な環境だとわかった」
などの意見が書かれていました。
今回のプログラムを通し、お米をつくる場所であるとともに、様々な生きものが生きる場所としての田んぼの姿を皆様にお伝えることができたかと思います。
また、今回は6名の水生生物センターサポートスタッフの方にご協力いただきました。
ありがとうございました。
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水生生物センター(水産研究部 内水面グループ)
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