公開日 2022年05月16日
2022年5月8日(日曜日)に、生物多様性センター第2回「集まれ!生きものしらべ隊!」を開催しました。
事前にお申込みいただいた、11組の小学生とその保護者の皆さんにご参加いただきました。
今回の実施内容を説明した後は、第1回で仕掛けた自動撮影カメラの映像確認です。
4月17日に仕掛けてから約3週間、何が映っているでしょうか?
わくわくしながら、前回自分たちで仕掛けたカメラを取り外しに向かいます。
前回勉強したスイッチの場所等を思い出しながら、協力して作業します。
カメラを回収して室内へ戻った後、幸田良介主任研究員と一緒に映像を確認していきます。
動物が映るたび、
「タヌキだ!」「ネコだ!」
と、子どもたちは瞬時に識別して動物の名前を言ってくれていました。
識別能力の高さに、職員も驚きです。
結果、すべてのカメラあわせて哺乳類は6種類、鳥も4種類確認することができました。
今回、カメラを仕掛ける場所は子どもたち自身に考えてもらったのですが、場所によって動物が映っている回数の多少があり、便利な機材を使用しても、一筋縄にはいかない調査の難しさを感じてくれたようでした。
その後は休憩をはさんでスマートフォンアプリ「Biome」で生きものさがし!
今回は、なんと「Biome」の生みの親、株式会社バイオームの藤木庄五郎さんと多賀洋輝さんが来てくださいました。
株式会社バイオームと当センターは、「おおさか生物多様性リンク」で連携しています。
まず初めに、藤木さんからアプリの紹介をしていただいた後、「とにかく生きものをみつけて、楽しんでほしいです!」との言葉に送られて、生きものさがしに出発!
今回のメインターゲットは花と虫。
虫は写真を撮りやすいよう、網とカゴも使ってさがします。
見つけた生きものはスマートフォンやタブレット端末を使用して撮影、「Biome」に写真をアップロードして、名前を調べます。
その後は再び室内へ戻り、見つけた生きものについて、多賀さんから説明してもらいました。
アプリ内では地図上で撮影された写真を確認することができ、他の人が撮影した写真なども見ながら、それぞれの調査成果を確認していました。
生きものさがしを頑張ってくれた子ども達には、バイオームさん特製マグネットと、生物多様性センター特製生きものカードをプレゼント。
バイオームさん特製マグネットは、このほかにもたくさんの種類があり、子ども達は目を輝かせて選んでいました。
生物多様性センター特製生きものカード。
いずれもセンター内で今の季節確認できる生きものたちです。
最後に、参加してくれた子ども達に、今後も生きものが好きという気持ちを大切にして、「Biome」も使用しながら身近な生きもの達を調べてみてほしいことをお伝えして、今回のイベントは終了となりました。
アンケートでは、
・子供に合わせてとてもわかりやすい内容でした。子が興味のあることばかりだったので大満足です。
・ドローンやカメラ設置など体験型が多く、子どもが最後まで楽しく過ごしていた。
・自分も楽しみながら、生物多様性研究に協力できるすばらしいアプリを教えていただけ嬉しかったです
といった感想をいただきました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
また、今回のイベントは、6名の生物多様性センターサポートスタッフの方にサポートいただきました。
ありがとうございました!
生物多様性センターでは、今後も、生物多様性や当センターの取り組みをみなさまに分かりやすくお伝えできるよう取り組んでまいります。
添付資料
関連リンク
- 生物多様性センター第1回「集まれ!生きものしらべ隊!」を開催しました!
- 生物多様性センター企画展「新たな手法でひもとく大阪の生物多様性」を開催します
- 株式会社バイオームホームページ
- おおさか生物多様性リンク
- 生物多様性センターサポートスタッフ制度
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