大阪府立環境農林水産総合研究所

被覆資材のべたがけ・トンネルがけによる害虫防除技術の開発-大阪シロナのコナガなど

被覆資材のべたがけ・トンネルがけによる害虫防除技術の開発-大阪シロナのコナガなど

【被覆資材のべたがけ(幅広タイプ)】

登録薬剤が少ない大阪シロナの害虫であるコナガなどに対して、寒冷紗など被覆資材のべたがけ(資材で作物を直接覆う)、トンネルがけ(資材のトンネルで作物を覆う)による防除効果を明らかにするとともに、収穫1週間前に資材を除去することにより葉色が薄くなる問題を解決しました。

この方法は後にさまざまな作物と害虫で利用されるようになったほか、ハウス開口部の被覆などにも利用されています。

また、コナガの卵寄生蜂が資材の間隙(目合)を通過することを発見して、近畿中国四国農業研究センターと共同で、寄生蜂と併用できることも明らかにしました。