籾枯細菌病に感染した籾を翌年の種籾として使うと、苗腐敗を生じて大きな被害をもたらします。通常、殺菌剤による種籾消毒で発病を予防していますが、耐性菌の発生により、一時期、苗腐敗が多発しました。
そこで種籾の保菌の有無を調べるため、本病原細菌の選択培地を開発し、毎年、府下の種籾を検定しています。検定結果は普及指導に利用されています。