大阪府におけるハウス抑制栽培キュウリのウイルス感染状況と遮光およびワクチンによるズッキーニ黄斑モザイクウイルスの被害軽減効果
タイトル
大阪府におけるハウス抑制栽培キュウリのウイルス感染状況と遮光およびワクチンによるズッキーニ黄斑モザイクウイルスの被害軽減効果
著者名
西村 幸芳、他3名
掲載誌
関西病虫研報, 2018, 60: 61-64
ハイライト
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2014年、2015年に府内で発生したキュウリのウイルス病の病原ウイルスは、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)が多かった。
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遮光によるハウス内の温度低下は、ZYMV 感染による萎凋症*1の軽減に効果的であった。
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遮光とZYMV ワクチンの併用により、ZYMV感染による収量低下を軽減できる可能性が示唆された。
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遮光とワクチン処理を併用した場合でも、6~8 葉期*2までにZYMV に感染すると効果が下がるので、ZYMVを媒介するアブラムシの防除を重点的に行う必要がある。
*1:キュウリがしおれたり、枯れる症状。収量低下の原因となる。
*2:生育ステージを葉の枚数で表現したもの。6~8葉期はツルの伸びが早まる伸長期の初期にあたる。
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