大阪湾から得られたアカメLates japonicus:25 年ぶり2 例目の記録
タイトル
大阪湾から得られたアカメLates japonicus:25 年ぶり2 例目の記録
著者名
木村 祐貴、 山中 智之、 他1名
掲載誌
魚類学雑誌, 2019, 66(1):109-111
ハイライト
- アカメLates japonicasは日本固有種の魚であり、これまでに太平洋沿岸で散発的に報告されてきた。しかし分布の中心は宮崎県、高知県、徳島県南部の沿岸であり、環境省レッドリスト2019では絶滅危惧IB類*1に分類されている。
- 本報告では、1993年以来2例目の大阪湾での記録を報告した。
- 大阪湾の環境や採集水域の状況をもとに検討した結果、今回の本種の出現は偶発的であったと考察した。
- 本報告で使用した標本は大阪市立自然史博物館に保管されている(標本登録番号:OMNH-P 46865)。
*1:絶滅のおそれの程度に応じて分けられたカテゴリーのうち、「IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの」。いわゆる絶滅危惧種の一種。なお、IA類は「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」。
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