大阪府立環境農林水産総合研究所

 

ネギアザミウマに対する薬剤殺虫効果の大阪府内での変遷

タイトル

ネギアザミウマに対する薬剤殺虫効果の大阪府内での変遷

 

(英題) Effect of cypermethrin, dinotefuran, and spinosad insecticides on Thrips tabaci (Thysanoptera: Thripidae) in Osaka prefecture

 

著者名

城塚 可奈子、金子 修治、柴尾 学、他1名

 

掲載誌

関西病虫害研究会報, 2019, 61: 161-163

 

ハイライト

  • 2015~2018年にかけて大阪府内6か所で採集されたネギアザミウマ*1成虫に対する農薬(殺虫剤)3種の効果を調べた。

  • シペルメトリン乳剤とジノテフラン水溶剤では、羽曳野市で採集された個体群を除き、殺虫効果が低かった。

  • スピノサド水和剤では、2015~2016年は殺虫効果が高かったが、2017~2018年に泉佐野市で採集された個体群に対して殺虫効果が低かった。

  • 本研究は、スピノサド水和剤に耐性を示すアザミウマ個体群の発生に関する、大阪での最初の報告となる。

 

*1:ネギアザミウマは、成虫で体長1.1~1.6 mm程度の小さな昆虫で、ネギなどの作物を加害する害虫である。

 

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