公開日 2013年12月13日
当研究所は、平成25年11月26日(火)、大阪府咲洲庁舎30階共用会議室において府大との連携セミナー「大阪湾~人と自然の接点を再考する」を開催しました。
今回のセミナーは、景観デザイナーやアーティストとして活躍されている大阪府立大学21世紀科学研究機構の花村周寛准教授から、「風景の見方をデザインする」というテーマで基調講演をいただきました。
大阪湾については、良くないイメージが既に固定化されてしまっています。このように私たちが普段見過ごしているものや価値がないと思っているものであっても、見方を少し変える、まなざしをずらすことで新しい風景をデザインすることができるということを先生が唱える『風景異化』の立場からお話しいただきました。
また、当研究所の辻村主任研究員から大阪湾で高級魚あこうが新たなブランドとして誕生しようとしていることについて紹介が行われたのち、大阪府立大学大学院工学研究科の大塚耕司教授をコーディネーターに、「海と陸との出会いのデザイン」と題して会場の参加者の皆さんも交えたパネルデッスカッションを行いました。
参加者からはアートやデザインの視点から大阪湾を考える今回のパネルディスカッションについては、今後の発想の転換に役立つといった感想やハード整備がなくとも大阪湾のことをよく知り、古い見方を壊せば、大阪湾の新しい見え方が生まれるといったことが理解できたと感想をいただきました。
花村准教授による基調講演
参加者も交えてのパネルデッスカッション
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