公開日 2021年12月20日
環農水研では大阪府と連携し、12月2日(木曜日)に、より美味しい大阪産(もん)水産物の提供や、魚価単価の向上を目指す漁業者を対象に、血抜き・神経締め技術を習得するための研修会を開催しました。
講師には、全国を股に掛け、おいしい魚の食べ方、うまい売り方を伝える魚の伝道師・株式会社ウエカツ水産 代表取締役 上田 勝彦氏を招き、魚の真価を発揮するための活け締めのしくみや、活け締めした魚の販売力のつけ方等について実演を交え詳しくお話しいただきました。
冬の大阪湾を代表するマダイの、具体的な活け締め方法や、締め方の違いがもたらす品質の差を講義と実習で学び、参加者からは、「非常に参考になった。」「これから魚の扱いに気を付けたい。」「魚の鮮度を少しでも長持ちさせるよう漁師ができることが学べた。」「今日学んだ技術を自分のものにしたい。」等の声が聞かれ、大変好評でした。
血抜き・神経締めを活用していきたい(64%)、検討する(36%)という結果から、本研修会が今後の大阪産(もん)水産物の品質向上に繋がることを期待しています。
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食と農の研究部 食品グループ
担当:宮原、西田
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