環農水研では大阪府北部農と緑の総合事務所と連携し、食品衛生法の改正により令和３年６月からスタートした「新しい食品営業許可区分や営業届出制度」や「漬物製造等で推奨される原材料の殺菌方法」を学ぶ研修会を7月13日（水曜日）に開催しました。 

　講義では大阪府茨木保健所衛生課の職員から、新しい許可業種となった漬物製造業に必要な設備やHACCP、食品表示等についてわかりやすくお話いただきました。また、許可や届出が不要となる採取業の範囲についても詳しく説明いただきました。

　その後の実習では株式会社サラヤ近畿支店食品衛生部の伊藤寛弥氏から、浅漬け等の非加熱の漬物で推奨される次亜塩素酸ナトリウムを使った原材料の殺菌方法を学びました。

　また、大阪府流通対策室や環農水研から農山漁村発イノベーション等に役立つ事業や制度等の情報提供も行いました。

　参加者からは「わかりやすかった」「内容表示の方法が参考になった」「採取業の範囲が理解できた」「次亜塩素酸ナトリウム商品のにおい等を確認できてよかった」「もう少し短時間で大量処理ができる方法があれば教えてほしかった」等の声が聞かれました。今後とも安心安全な加工品づくりがなされることを期待しています。