大阪府立環境農林水産総合研究所

 

[環境]サクラ・モモ・ウメがピンチ!「クビアカ」による被害が拡大

公開日 2024年05月31日

 

クビアカによる被害が拡大

 サクラ、モモ、ウメが今、外来生物の脅威にさらされているのをご存じでしょうか?

 クビアカツヤカミキリ(「クビアカ」)は、幼虫がサクラ・モモ・ウメなどのバラ科の樹木に入り込み、内部を食い荒らし枯れさせます。2012年に日本国内で初めて被害が確認され、全国各地で急速に分布を拡大。2018年1月には「特定外来生物」に指定されました。

 大阪府内では2015年に初めて確認され、2024年3月時点で22市町村において被害が確認されています。クビアカツヤカミキリの幼虫がいる樹木の幹・枝・根からは、フラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が大量に出ます。

クビアカツヤカミキリの成虫
クビアカツヤカミキリの成虫
クビアカツヤカミキリ被害確認
被害が報告された府内市町村
フラス
クビアカツヤカミキリのフラス

 クビアカツヤカミキリからサクラ・モモ・ウメなどをまもるためには、早期発見・早期対策が極めて重要です。
 そのためには、みなさまの協力が大きな力となります。

クビアカツヤカミキリを発見したら?

  • 成虫を発見したら、その場で踏みつぶして駆除してください
    (成虫や卵・幼虫などを生きたままは持ち運ぶことは、外来生物法により禁止されています)
  • フラスの被害を発見したら、すぐに管轄の市町村に相談してください
  • 土地や施設の管理者の方は、速やかに駆除・対策をお願いします

「クビアカ」の被害を食い止めないと、モモやウメが食べられなくなったり、サクラを見られなくなったりする可能性があります。

被害の見つけ方や駆除などの方法は、「手引き」でご紹介しています。

 

詳細は、クビアカツヤカミキリ説明リーフレット[PDF:1.24MB]  をご確認ください。

みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

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