淡水魚図鑑(在来種)
その他(府内には生息しない魚種)
ヒナモロコ

本種はコイ科ダニオ亜科に属し、国内では福岡市周辺にのみ分布する。河川のよどみや細流、それにつながる水路や 池などに生息する。自然条件下での餌は明らかになっていないが、雑食性であろうと推測される。 カワバタモロコとよく似た形態をしているが、カワバタモロコよりも体高が低く、体色が淡褐色で産卵期のオスにもカワバタモロコ のような鮮やかな金緑色があらわれない。また、腹縁(※1)がキール(船底にある竜骨)状になっていないことなどで区別できる。現在、本種は ヒナモロコ属、カワバタモロコはカワバタモロコ属とされているが、図鑑によっては両種とも同じヒナモロコ属になっているものもある。 本種の産卵期は5-8月で、水草に産みつける。卵は1-2日でふ化する。環境省レッドリスト2020「絶滅危惧IA類」。

(※1)腹縁
大阪湾の生き物図鑑
大阪湾のさかな図鑑
淡水魚図鑑(在来種)
淡水魚図鑑(外来種)
水草図鑑(在来種)
水草図鑑(外来種)
水辺の昆虫図鑑
両生類(カエル・イモリ)図鑑
は虫類(カメの仲間)図鑑
甲殻類(エビ・カニ)図鑑
貝類図鑑
大阪府の水生生物(在来種)
大阪府の外来生物