淡水魚図鑑(外来種)
魚類
ハクレン
本種は、コイ科に属し、原産地はアジア大陸東部。日本へは明治期にソウギョ、コクレンなどとともに、食糧増産の目的 で導入された。大きいものは全長1mに達する.河川の下流域やそれに連結する水路・湖沼などに生息する。現在は、 東北地方から九州までの湖沼・河川に分布しているが、自然繁殖しているのは利根川水系に限られる。植物プラン クトンを主な餌とする。 繁 殖 期 6~7月 で、大雨のあと水面近くで産卵し、卵は流れとともに流下する。 卵は流下しつつ孵化するので、流程の短い河川では海に入り死滅する、流程の長い河川が繁殖条件となる。