平成24年度粒子状物質調査結果の概要
平成24年度調査結果の概要
1 調査地点
【一般大気環境測定局】
大阪府立環境農林水産総合研究所 以下、「森ノ宮」と記す。
2 調査期間
毎月 14日間連続捕集
3 PM調査結果の概要
- 粒径2.1μm以上11μm未満の粒子を「粗大粒子」、粒径2.1μm未満の粒子を「微小粒子」と定義する。
(1) 経月変化(平成24年度)
- 粗大粒子濃度は3月に最大値を示し、微小粒子濃度は10月に最大値を示した。・・・[図1]
- 金属類濃度及びイオン成分濃度は、粗大粒子、微小粒子共に3月に最大値を示した。金属類の粗大粒子では土壌由来と考えられるカリウム、チタン、マンガン、鉄、亜鉛、バリウムの濃度が高く、イオン成分の粗大粒子では、同じく土壌由来と考えられるカリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオンが高かった。黄砂の飛来により濃度が高くなったと考えられる。・・・[図2][図3]
- 粗大粒子中の炭素成分濃度は、7月に最大値を示した。一方、微小粒子中の炭素成分濃度は、11月に最大値を示した。・・・[図4]
- 微小粒子中の多環芳香族炭化水素類濃度は、12月に最大値を示した。冬季(12月から3月)に高い傾向があった。・・・[図5]
(2) 平成18年度から平成24年度の経年変化
- 粗大粒子濃度及び粗大粒子中の各種成分濃度は、平成18年度から平成24年度まで横ばいの傾向であった。・・・[図6]
- 微小粒子濃度及び微小粒子中の各種成分濃度は、平成18年度から平成22年度まで濃度が濃度が減少する傾向にあったが、平成22年度からは横ばいであった。・・・[図7]
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