大阪府立環境農林水産総合研究所

病名:ミズカビ病(綿かぶり病)

病名:ミズカビ病(綿かぶり病)

元気なく水面近くをただよい、食欲もなく死ぬ魚が出る。体表やひれに綿のようなものがつき、腐泥がつくと泥をかぶったように見える。

ミズカビ病のフナ(えらぶたは切除)

 

背びれの前部、背中からえらの先端部にまでミズカビが着生している。患部が広がるにつれてやせ衰えて死ぬことが多い。
原因菌:

 水生菌類「ミズカビ」

治療法:

 発病したときは一次原因を調べ、まずその対策をとる。

予防法:

 健康で無傷の魚にはミズカビはつかない。したがって、魚をていねいに扱い、寄生虫や細菌の感染を予防し、一次原因となる体表の傷を作らないようにする。