公開日 2024年10月02日
おおさか環農水研と滋賀県立琵琶湖博物館は、これまで天然記念物イタセンパラの保全や、琵琶湖・淀川水系の淡水魚の調査研究について共同で取組んできました。
このたび、これらの調査研究や、教育普及、情報発信等の連携をより一層強化し、生物多様性保全の推進及び社会貢献に寄与することを目的として、連携協定を締結します。
締結式では、両者が飼育し保全活動等を進めている絶滅危惧種のイタセンパラとイチモンジタナゴを、生息域外保全※の強化及び普及啓発への活用のために交換します。
また、締結を記念して琵琶湖博物館では式当日から、生物多様性センターでは翌日から連携展示を開始します。
※ 生息域外保全
絶滅危惧種などを、安全な施設などに保護して、それらを増やすことにより絶滅を回避する方法のことです。
生息域外保全と本来の生息地(生息域内)での保全を同時に取組むことが求められています。また、複数の場所で生息域外保全を行うことで、絶滅のリスク軽減が期待できます。
連携協定締結式の概要
日時 2024年10月8日(火曜日)午後1時30分から
場所 滋賀県立琵琶湖博物館 セミナー室(滋賀県草津市下物町1091)
概要 おおさか環農水研理事長および琵琶湖博物館館長による協定書署名、イタセンパラ・イチモンジタナゴの交換
・閉会後、連携展示のイタセンパラ水槽除幕式を行います。
・締結式の取材は事前(前日まで)に琵琶湖博物館へご連絡ください。
連携展示の概要
おおさか環農水研生物多様性センター
期間 2024年10月9日(水曜日)から2024年12月26日(木曜日)まで
平日 午前9時30分から午後5時(12月は午後4時まで)
場所 おおさか環農水研生物多様性センター 展示室(大阪府寝屋川市木屋元町10-4)
料金 無料
概要 琵琶湖博物館から来たイチモンジタナゴや、琵琶湖に特徴的なホンモロコ、スゴモロコ、オウミヨシノボリなどを展示予定。
琵琶湖博物館
期間 2024年10月8日(火曜日)から2024年12月24日(火曜日)まで
場所 琵琶湖博物館水族展示室内 水族企画展示室
料金 常設展示料金で観覧可能
概要 生物多様性センターから来たイタセンパラのほか、ヨドゼゼラ、コウライモロコ、シマヒレヨシノボリなど淀川に特徴的な魚種を中心に展示予定。
添付資料
■お問い合わせはこちら
生物多様性センター (環境研究部 自然環境グループ)
担当:山本
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229
滋賀県立琵琶湖博物館
担当:川瀬、鈴木
[TEL]077-568-4811