大阪府立環境農林水産総合研究所

フキの新品種育成

フキの新品種育成

フキの新品種育成

フキは、香りと苦みを楽しむ春の食材として親しまれています。

府内では主に泉州地域で主に栽培されています。フキはウイルス病に弱いので、毎年、ウイルス病に感染していない株を植え付けることが必要です。

当研究所では、平成14年に、組織培養技術を用いて新たな品種 「大阪農技育成1号」(愛称:のびすぎでんねん)を品種登録しました。緑色が鮮やかでみずみずしく、歯切れがよいと高い評価を受けています。

現在も、この品種でウイルスに汚染されていない株を組織培養で大量に増殖させ、行政と連携して生産者団体へ苗を供給しています。