大阪府立環境農林水産総合研究所

ミツバ栽培で広がった簡単害虫防除-除草シートとネットが活躍

ミツバ栽培で広がった簡単害虫防除-除草シートとネットが活躍

【通路に敷き詰めた防草シート】

水耕ミツバの栽培ではハダニの発生が大きな問題となっていました。ハダニがハウス内の通路の雑草から水耕ベッドに移動してくることに着目し、とても簡単な方法ですが、ハウス内の通路に透水性の防草シートを敷き詰めることにより、ハダニの住み場所をなくして被害を劇的に減少させました。この方法は簡単に農家が取り組める方法として、いろいろな作物で用いられています。

もうひとつの重要害虫であったハスモンヨトウは、ハウスの開口部を4mm目合のネットで覆うことにより成虫の侵入を防いで被害を減少させました。

これらの技術は農薬を使わない防除として、産地で広く用いられています。