大阪府立環境農林水産総合研究所

 

[総合][報道]今が旬のなすをGABA増しで!官学連携による泉州水なす・大阪なすの新レシピ第3弾

公開日 2023年06月07日

 環農水研と大阪成蹊大学は共同で、大阪産(もん)に関する研究成果をもとに、簡単な漬け置き調理で機能性関与成分GABAを増加させた「GABA増しレシピ」(※)を開発しています。本日から、新たに「泉州水なすの和風あんかけやきそば」「大阪なす入り中華まん」の2品を以下のページで公開し、一部の直売所でレシピカードを配布します。
 レシピ考案・カードデザイン・動画作成は、大阪成蹊大学の学生によるものです。GABAをたくさんとれる泉州水なす・大阪なすの新しい食べ方をぜひお試しください!

新たに公開する「GABA増しレシピ」

GABA増しレシピ#9水なすのあんかけ焼きそば  GABA増しレシピ#10大阪なす入り中華まん

レシピ掲載ページ

環農水研のレシピのホームページ

クックパッド 大阪環農水研キッチン

大阪成蹊大学 公式サイト

YouTube 料理動画

レシピカード配布店舗

※GABA増しレシピとは

 1日20mgの継続摂取で高めの血圧の低下、1回28 mgの摂取で仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感の軽減等さまざまな機能性が報告されている機能性関与成分GABA(γ-アミノ酪酸)は、泉州水なすや大阪なすに豊富に含まれています。さらに、泉州水なすや大阪なすには、調味料中のグルタミン酸ナトリウムからGABAを作る酵素(グルタミン酸脱炭酸酵素)が含まれています。
 環農水研と大阪成蹊大学は、この酵素に最適な条件で漬け置きする「GABA増しレシピ」を使うと、GABA含有量が1.5倍以上(漬け置き調理のない通常レシピとの比較)に増えることを確認しました。

環農水研と大阪成蹊大の連携

 大阪府 環境農林水産部 流通対策室の官学連携コーディネートのもと、大阪成蹊大学経営学部 経営学科 食ビジネスコースの調理師資格を持つ学生がレシピ考案を担当し、環農水研食品グループが調理条件の検討と含有量分析を担当。連携の成果であるGABA増しレシピを多くの消費者の方々に知ってもらいたいという思いから、今回、レシピカード及び料理動画の作成に取り組みました。

 

添付資料

■お問い合わせはこちら

食と農の研究部 食品グループ  

 農林水産物や加工食品等の高品質化や保存性に関する研究開発を行っています。また、府から「大阪産(もん)農山漁村発イノベーションサポートセンター」の運営業務委託を受け、地域資源を活かした経営改善に取り組む農林漁業者等を支援しています。

 中小企業や農林漁業者の皆様が新たな食品を開発・改良するときにはお気軽にご連絡ください。技術相談を始めとして、分析機器・調理加工機器の利用、共同研究開発等、多様な制度で皆様の取り組みを支援します。

担当:高井、古川

[TEL]072-979-7063

[FAX]072-956-9691