大阪府立環境農林水産総合研究所

 

塩分濃度が海面埋立管理型廃棄物処分場調整池底泥の硝化に及ぼす影響

タイトル

塩分濃度が海面埋立管理型廃棄物処分場調整池底泥の硝化に及ぼす影響

 

著者名

相子 伸之、他2名

 

掲載誌

日本水処理生物学会誌, 2017, 53(4): 129-137

 

ハイライト

  • 海面埋立管理型処分場*1の調整池*2で、窒素除去に貢献する硝化反応*3が起こることを明らかにした。

  • 調整池の底泥で、3 %までの塩分濃度であれば酸素供給により容易にアンモニア酸化が起こることを確認した。

  • 塩分濃度が高い条件では亜硝酸酸化が阻害され、亜硝酸態窒素が残留しやすいことを明らかにした。

 

 

*1:海面埋立処分場のうち、廃棄物として焼却残渣を埋め立てている管理型処分場。
*2:処分場に降った雨水等が埋立地を通じて染み出てきたものを浸出水といい、その浸出水を処理する施設の一部。浸出水を一時的に貯留する場所。
*3:細菌がアンモニア態窒素を亜硝酸態窒素に酸化する反応と亜硝酸態窒素を亜硝酸態窒素に酸化する反応の総称であり、それぞれアンモニア酸化反応と亜硝酸酸化反応とに区別される。

 

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