大阪府立環境農林水産総合研究所

 

チューブ型赤色LEDを用いた電照による施設ホウレンソウの栽培期間短縮化条件の探索

タイトル

チューブ型赤色LEDを用いた電照による施設ホウレンソウの栽培期間短縮化条件の探索

 

(英題) Study of conditions for shortening the growing period of spinach ( Spinacia oleracea L. ) cultivated in a greenhouse by using tube type red LED lighting

 

著者名

山崎 基嘉

 

掲載誌

新近畿中国四国農業研究, 2019, 2: 46-54

 

ハイライト

  • 本研究では、市販のチューブ型赤色LEDを用いて、冬作を中心とした施設栽培ホウレンソウで電照処理による葉の伸長促進効果と花茎*1伸長性を検討した。

  • 秋~春季の施設栽培での夜間12時間の電照処理により、葉の伸長促進がみられた。電照の近傍では、花茎も伸長した。

  • 夜間2時間の電照処理でも葉を伸長させて収穫期を早めることが可能であったが、電照のタイミングによっては花茎も伸長した。

  • 一旦、花茎伸長状態に入ったホウレンソウは、電照を停止しても花茎が伸長し続けることが明らかになった。

 

*1:ホウレンソウは長日植物(暗期が短くなると花芽を形成する植物)で、花茎が発育してしまうと商品価値が損なわれる。

 

リンク先(外部リンク)

  • なし

 

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