大阪府立環境農林水産総合研究所

[水産][報道]イカナゴ新子(しんこ)漁況予報を発表しました

公開日 2024年02月19日

大阪湾の春の風物詩、イカナゴ漁の今年の漁況見通しを発表します。


「今年の大阪湾のイカナゴ漁開始時におけるしんこの資源量は昨年を下回ると予測され、不漁が続いている近年中でも最低レベルであると考えられます。また、2月下旬~3月上旬時点でのしんこの大きさは、昨年並みからやや大きいでしょう。」


大阪湾で操業する漁業者は、毎年、イカナゴの資源量や成長に応じて解禁日や終漁日を決めて操業を行っています。
環農水研水産技術センターでは毎年、1月から大阪湾におけるイカナゴの仔魚の出現状況、水温、季節風の状況などのデータを集め、資源量や成長等の予測を行い、これをまとめた漁況予報は解禁日等を決めるための基礎資料として活用されています。
今年度は1月5日以降に3回の調査を実施し、結果をまとめ、別紙のとおり「イカナゴしんこ漁況予報」として発表します。

 

※イカナゴは主に12月下旬から1月上旬に卵を産みます。
卵から孵化したばかりでひれや骨格が出来上がっていない発育段階を「仔魚(しぎょ)」といいます。生まれてから約2ヶ月、全長3-4センチメートルに育ったイカナゴの子供は関西では「しんこ」と呼ばれています。

 

 

添付資料

プレスリリース_イカナゴ漁況予報(2024年2月19日)[PDF:360KB]

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