大阪府立環境農林水産総合研究所

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図鑑

南部 照葉樹林から冷温帯のブナ林までの多様な林

南部 照葉樹林から冷温帯のブナ林までの多様な林

生きている化石ムカシトンボや天然記念物ブナ林の生育する和泉葛城山地

生きている化石ムカシトンボや天然記念物ブナ林の生育する和泉葛城山地

南部は大和川より南の広い地域で、東側には金剛生駒山系の二上山、大和葛城山、金剛山、南側には和泉葛城山系の岩湧山、三国山、和泉葛城山とつづきます。最も高い金剛山は、標高が1125 mあります(山頂は奈良県)。また、平野部は海に広く面していて、雨が少なく、あたたかい気候が特ちょうです。

【南部を代表する自然】

大和川

 大和川は奈良盆地から大阪平野へと人口の多い地域を流れるので、かつては全国でも水のよごれのひどい川として知られていましたが、そのころと比べると今ではずいぶんきれいになってきました。支流の石川上流には渓流が見られます。

男里川河口(泉南市・阪南市)

 大阪では数少ない自然の干潟があり、水鳥が集まる他、ハクセンシオマネキという希少なカニもすんでいます。

信太山湿地(和泉市)

 信太山は自衛隊の訓練施設として利用されてきたため、自然環境が宅地開発などから守られてきました。草原性のウスバカマキリなどの昆虫や、湿地性のサギソウなどの植物が見られます。

平野部のため池群

 雨が少ない気候なので、山地のふもとから平野にかけて多くのため池がつくられ、農地に水を供給してきました。近年は宅地開発などでため池の数はずいぶん減りましたが、一部にはオニバスやジュンサイなどの水生植物や、ナニワトンボなど希少な昆虫がすみ、自然観察によい池も残っています。

金剛・葛城山地

 標高が900 ~ 1000 m以上もある、府内では最も高い山々が連なっています。そのためすずしい地方(冷温帯)を代表するブナ林をはじめ、レンゲツツジ群落などがあり、保護されています。河川には生きている化石と呼ばれるムカシトンボが生息し、ブナ林にはコルリクワガタやエゾハルゼミなど特有の昆虫もすんでいます。

生きている化石 ムカシトンボ青いアカトンボ ナニワトンボ

(左)生きている化石ムカシトンボ  (右)青いアカトンボ ナニワトンボ

オニバスハクセンシオマネキ

(左)オニバス  (右)ハクセンシオマネキ

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