大阪府立環境農林水産総合研究所

図鑑

淡水魚図鑑(外来種)

府内には生息しない種

レイクトラウト

レイクトラウト

本種はサケ科で、在来のイワナの仲間オショロコマ、外来種カワマスなどと同じイワナ属に属する。原産地はカナダ全域( ニューファウンドランド島とプリンスエドワード島を除く)と北アメリカ北部(アラスカおよび五大湖周辺)であるが、北アメリカ南部やヨーロッパ各地、南アメリカ、ニュージーランドなどに広く移殖されている。本邦には1966年にカナダより移入されたが、野外で定着しているのは栃木県の中禅寺湖のみ。体色は暗緑色から灰色で、白色あるいはうすい黄色の斑点が散らばる。また、本種は他のイワナ類に比べて尾ビレの切れ込みが深く、背ビレがやや後方にある。
 主な生息水域は名前が示すとおり湖沼であるが、生息水域は水温が低く、貧栄養という特徴をもつ。水温の高い夏には深場ですごし、晩秋や初春は沿岸域で生活する。水生および陸生の昆虫や甲殻類などをエサとするが、大型のものは小魚も食べる。産卵期は9~11月であるが、生活型は陸封型で海へ下ることはない。3-4歳で成熟する。寿命は長く、数十年に及ぶ。大型の個体は全長1mを超え、体重数十kgにおよぶ個体もいる。