大阪府立環境農林水産総合研究所

 
環境農林水産 質問BOX(過去に寄せられたよくある質問)

環境/生物多様性(外来生物)に関するご質問

淀川で外来水生植物が繁茂し、淀川の環境を悪くしていると聞いた。外来水生植物が繁茂するとどのような影響があるのか。また、どのような対策をしているのか、教えて欲しい。

公開日 2014年03月10日

淀川で繁茂し、問題になっている外来水生植物には、ボタンウキクサ、ナガエルツノゲイトウ、アゾラ、ミズヒマワリなどがあります。
これらが淀川のワンドいっぱいに繁茂すると、水中の光や酸素が不足し、また、枯死したものはヘドロとなり、魚などの生息環境を悪化させます。
大阪府環境農林水産総合研究所 生物多様性センターでは、例えば、ボタンウキクサでは、発生初期に継続して除去することにより、異常繁茂を抑えられること、また、ナガエツルノゲイトウでは、光を遮ることにより、1年半で完全に駆除できることを明らかにし、これらを元に駆除方法を開発しました。これらの駆除方法は、国交省淀川河川事務所や滋賀県などでも利用されるなどの成果をあげています。
さらに、生物多様性センターでは、府民の方々や大学などと協力して、庭窪ワンドや城北ワンドの外来水生植物などの駆除活動を継続的に行い、淀川の環境改善に努めています。
 
ボタンウキクサ
ボタンウキクサ
 
ナガエツルノゲイトウ]
ナガエツルノゲイトウ
 
アゾラ
アゾラ
 
ミズヒマワリ
ミズヒマワリ
 
 
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