公開日 2014年03月10日
写真を送ってもらえば、同定可能です。メダカとカダヤシはよく似ていますが、尻ビレや尾ビレの形などで見分けられます。メダカの尻ビレは体に接している部分が長いのに対して、カダヤシは一部で接しています。また、カダヤシのオスの尻ビレは交尾に利用するため棒状になっており、特徴的な形をしています。さらに、尾ビレのふちがメダカでは直線的であるのに対してカダヤシでは丸みをおびています。産卵習性も異なり、メダカは産んだ卵をメスがしばらく体につけて泳ぎ回り、その後水草に付着させますが、カダヤシはオスと交尾したメスが体内で卵をふ化させて、仔魚を産みます。詳しくは生物多様性センターホームページ淡水魚図鑑「メダカとカダヤシ」を参照してください。
外来種のカダヤシは、在来の生態系への影響が大きいため、外来生物法(平成17年より施行)で「特定外来生物」に指定されており、飼育・放流・運搬・譲渡・売買などが全て禁止されています。飼育等を行う場合は、環境省から許可を得る必要があります(法律施行前からの飼育個体についても同様)。