「コオロギ生産ガイドライン」の公開について
令和4年7月22日
昆虫ビジネス研究開発プラットフォーム(iBPF)
日本では、爬虫類や両生類等の一部のペット用飼料や、地域によっては人の食料や薬としてコオロギを利用するケースも見られましたが、広く一般的に食用あるいは家畜の飼料としては利用されていませんでした。ところがFAO(国連食糧農業機関)の「Edible insect」レポート公表(2013年)をきっかけに、人間の食物として注目されるようになりました。
今後、食品または飼料としてコオロギを利用するためには、コオロギを大量かつ安定して生産するとともに、生産過程における安全性の確保が必要となります。
そこで昆虫ビジネス研究開発プラットフォーム(iBPF)では、消費者の信頼を築くために「コオロギの食品および飼料原料としての利用における安全性確保のための生産ガイドライン(コオロギ生産ガイドライン)」を作成しました。
このガイドラインは、人間の食品と家畜や養魚用飼料の両方に適した製品を提供すること(いわゆるワンヘルス・アプローチ)を目的に、食品衛生学や栄養学等の研究者および専門家、コオロギ生産者等からの意見を基に、農林水産省が事務局を担うフードテック官民協議会における昆虫ビジネス研究開発ワーキングチームにおいて、食品及び飼料としてのコオロギ生産が遵守すべき内容を検討し、iBPFが取りまとめたものです。
参考:意見募集時のページ
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