大阪府立環境農林水産総合研究所

病名:運動性エロモナス病

病名:運動性エロモナス病

元気なく水面近くをただよい、食欲もなく死ぬ魚が出る。ひれや肛門部、えらぶたの内側が出血し赤くなる。貧血気味のことが多い。 

運動性エロモナス病の写真

運動性エロモナス病のフナ
胸びれとえらぶたの内側が著しく赤くなっている。秋に発生することが多い。

原因菌:

 Aハイドロフィラ菌

治療法:

 発病時にはまず曝気をするなど環境を改善し、病死魚は見つけ次第とりあげ土の中に埋めるなど処分する。
 2~3日給餌を止めても死魚が増えるようならば、抗菌剤を経口投与する。

予防法:

 養魚池では秋の曇天の日など酸素不足になりそうなときは給餌を控える。魚が摂取した後、酸素不足になると消化不良を起こし、エロモナス病になりやすくなるからである。