大阪府立環境農林水産総合研究所

気候変動適応の関連情報
 

農林水産分野の適応

農林水産分野の研究成果

農業    

タイトル 内容
①水なすのつやなし果発生対策 ここに説明が入ります。炭酸ガス局所施用、自動換気装置、細霧冷房を組み合わせた複合環境制御技術の導入により、果実品質や収量が向上しました。
②着色促進に効果的なブドウ主枝への環状はく皮 環状はく皮は、ブドウ果実の着色促進のため幹や主枝の表面樹皮を環状に剥ぎ取る技術です。温暖化により頻発すると予測される大粒系ぶどうの着色不良を低コストで改善可能にしました。生産農家への普及のため、作業手順を動画にして研究所HPで配信中です。
③ブドウハウスの自動換気装置の開発 ブドウの波状型ハウスは複雑な地形でも設置できるため府内に広く普及していますが、天井部の開閉が困難で、高温障害が深刻化しているため、天井部分の開閉を自動化する装置を開発しました。
④デラウェアの発芽日・開花日に及ぼす温暖化の影響 過去48年間の研究所ほ場における月平均気温とブドウ(デラウェア)の発芽日、満開日の関係をモデル化し、発芽日、満開日の早期化が特定月の平均気温上昇の影響を受けていることを示しました。

⑤畜産における暑熱対策(暑熱期における発酵TMRとフレッシュTMRの消化管通過速度の比較)

発酵TMRおよびフレッシュTMRを暑熱期に泌乳牛に給与した際の行動時間,消化管通過速度について比較試験を実施しました。

 

森林・林業

タイトル

内容

竹林拡大の防止 森林へのアクセス・利用の阻害、里山の生物多様性や景観の喪失などの多くの問題を引き起こす竹林の拡大に対する対策マニュアルを国や他県の研究機関・大学と連携して、作成しました。

 

水産業

タイトル 内容
①大阪湾の水質のモニタリング 大阪湾の環境をモニタリングして、漁場環境の保全・改善に役立てるとともに、漁況予測や資源管理の基礎データとして活用します。
②大阪湾の有害・有毒プランクトンのモニタリング 漁業被害の未然防止や食の安全の向上のため、有害・有毒プランクトンの発生状況を調べています。
③大阪湾のイカナゴ資源のモニタリング 研究所では、大阪湾イカナゴ新子(しんこ)漁況予報を出しています。1月~2月にかけて行う調査の結果をもとに、その年のイカナゴ新子漁の漁模様を予測します。
④大阪湾におけるクルマエビ科小型エビ類の資源動態と環境要因の関係性の解明 アカエビについて水温および酸素飽和度の異なる試験区を設定し貧酸素耐性試験を実施したところ、サルエビの文献値と大きな差がありませんでした。

 

 

 

 
ページトップ