大阪府立環境農林水産総合研究所

コンブ養殖体験・第2回目(コンブの収穫)

コンブ養殖体験・第2回目(コンブの収穫)

開催日:平成17年5月21日(土)

開催場所:谷川港

(写真)参加者受付 (写真)会場の谷川港

●種糸付けから半年、いよいよ収穫の日がやってきました。お天気も上々です。

 

(写真)干し方の説明する水試職員。

●早速、コンブの刈り取り方、干し方の説明を受けます。当日は、午前と午後の2回に分けてコンブの収穫を行いました。

(写真)養殖ロープの引き揚げ (写真)引き揚げられたコンブ (写真)生長したコンブとネームプレート

●養殖ロープを港のスロープに引き揚げます。この半年で見事に生長したコンブが次々と姿を現しました。右上の写真の真ん中に写っている白いものが半年前に取り付けたネームプレートです。生長したコンブの大きさがよく分かります。コンブは大きいもので長さが約3メートル、全体の収穫量は約750キロにもなりました。

(写真)コンブ収穫の開始 (写真)コンブの先を切り落とす (写真)コンブの汚れを除く

●コンブの収穫の開始です。まず、根本から一枚一枚切り離し、先の細い部分も切り落として適当な長さにします。次に板の上で、スポンジを使ってコンブについた汚れを除きます。

収穫したコンブは、左下の写真ように洗濯バサミで物干し竿などにつるして天日にあて、ある程度乾いたら、新聞やござの上にねかせて平干しにすると干しコンブのできあがりです。
 平干し

(写真左上)収穫したコンブを物干し竿につるす。(写真右上)コンブを平干しにする。

(写真)タコ飯と味噌汁

●収穫作業が終わったら、大阪湾で漁獲されたタコを使った”タコ飯”と谷川漁協の養殖ワカメを使った味噌汁をいただきました。
(料理は谷川漁協、大阪府漁連の方々が用意してくださいました)
また、当日は谷川漁協の漁師さんが作っている干しコンブや養殖ワカメ、大阪府漁連のイカナゴのくぎ煮、味付け海苔などの即売会も行われました。

 

大阪府漁連のホームページへ

●はじめてのコンブ養殖体験も無事終了いたしました。コンブの生長も順調で、参加された皆さんにもたくさんのコンブを持って帰っていただくことができ、喜んで頂けたかと思います。これをはじめとして、今後も大阪湾の豊かさを知っていただく機会を用意していく予定ですので、ご期待下さい。